マラソン前の食事を考える ー 餅の落とし穴
先日、姫路城マラソン2017を走ってきました。
今年は東京マラソンのコースが変わり、より高速になったということで話題沸騰でしたが、こちらはゆったり登ってゆったり下っての徐々に脚に来るコースです。
結果はかろうじてシーズンベストを出すことはできましたが、なかなか大変な大会でした。
レースレポートはまた機会があればこちらに書きます。
今回は色々と課題が見つかりまして、ある意味収穫の多いレースでした。
その課題とは『食事』。
お餅の実力
今回、いろんな情報を吸収しすぎてしまったがために完全に欲張ってしまいました。
特に気を付けなければいけないのは「お餅」
これはいろんなところで万能食だと取り上げられて紹介されています。
私もこれを信じましたが、食べる量まで書いてるサイトなんてほとんどありません。
落とし穴はここ。
このお餅は非常に腹持ちもよく高カロリー。
ざっくりですが、切り餅一個でおよそお茶碗一杯のご飯と同じカロリーだと考えると2〜3個はぺろっと食べられてしまうお餅はご飯何杯分?ということになるわけです。
マラソン前に炭水化物の量を増やすという意味でお餅を食べるのは効率的でしょうが、いつも通りご飯を食べてさらにお餅も。なんてことになると食べ過ぎということになります。
エリート選手のように練習の量もとてつもない選手の場合であればかなり食べても消化してしまえるとは思いますが、市民ランナーレベルではご飯の代わりにお餅2個だけ食べる程度でいいのではないでしょうか。
これだけでご飯お茶碗2杯くらいの量です。食べる人でも3個くらいでしょう。
お餅のいいところは、それだけで食べられるのでおかずを減らすこともできます。
これで結果的に食事の炭水化物比率を上げることができます。糖質が欲しければぜんざいにすればいいかと。
お餅を食べすぎるとどうなるか
私は今回の大会前に前夜にぜんざいでお餅3個。当日の朝はお餅2個をおかずにご飯を一杯食べるという無茶をしてしまったため
走り出してすぐに膨満感が襲ってきました。横っ腹も痛くなるというトンデモナイ状況です。
面白いことに走っていてもエネルギー切れは起こりませんでした。
途中で補給したエネルギージェルの味が違います。エネルギー切れを起こしそうになっている時のエネルギージェルはとても味が濃く感じ、少し口に入れただけで身体中に染み渡る感覚があるのですが、お腹が空いていないと胃の中にエナルギーが残っているのか、いつもよりあっさり味に感じました。普段食事するのと同じ感覚。
レース5時間前に朝ごはんの食事を取りましたが、レースが終わっても空腹感が一切ありませんでした。
逆に少々の満腹感くらい。。
いつもはレース後に慌ててウェダーインゼリーなどを飲むのですが、今回はウィダーも喉をなかなか通らない始末。
完全にお餅の実力を過小評価しすぎました。
皆さんもマラソン大会前の食事。気を付けましょう。
食べるべきですが、食べ過ぎ注意です。特にお餅は食べやすいので量は少なめを心掛けましょう。
関連記事
-
横浜マラソン
神奈川はマラソンの新しい形を提案している 昨日は横浜マラソン観戦に行ってきました …
-
2018マラソンシーズンに向けて
久々の投稿になってしまいました。 今年の東京マラソン以来どうしても気持ちが乗らな …
-
府中多摩川マラソンを走ってきました
今年で39回目の歴史ある大会 23日は府中多摩川マラソンを走ってきました。 今回 …
-
2015-2016シーズン終了
先日の軽井沢ハーフマラソンで今シーズンの予定していたレースが全て終了しました。 …
-
ランニングの疲れを抜く
明日は実はハーフマラソンを走ります。 今回は週の中日、祝日の開催の大会です。 と …
-
神戸マラソン2015
11月15日日曜日、今シーズン最初のフルマラソンとなる神戸マラソンに参加してきま …
- PREV
- ランニングソックスを考える
- NEXT
- New Balance HANZO シリーズが気になる