Apple Watchはちゃんとランニングに使えるのか?
2015/12/29
瞬発的というより密かにジワジワといった感じで人気が出てきているような気がするアップルウォッチ。
ヘルスケアに比較的特化しようとしている気持ちはあるようなので、runslabとしてもここはランニングで実際どれくらい使えるのか試しておかないといけない!ということで試してみました。
Apple Watchのランニング用アプリってどれだ?
アップルウォッチにはいくつかの純正アプリが入っています。 さらにiPhoneに入っているアプリによって自動でアップルウォッチ用のアプリも本体にインストールされる仕組みになっています(これはインストールしないことも可能)。
ということで。私のランニング系のアプリはと言いますと
インストールされたのはこちら。
Run KeeperとNike Runningアプリでした。
これらの使用感はまた後日書いてみようと思います。
今回は純正アプリの「ワークアウト」を使用して走ってみます。
右腕には愛用のSUUNTO AMBIT3も装着。iPhoneも携帯して走りました。
今回はその辺りの違いも走りながらチェックします。
ワークアウトの実際の使い心地は?
まずはワークアウトを立ち上げます。
立ち上げるとどのワークアウトを行うか選べるようになっていますので、今回は「ランニング」を選びます。
ランニングを選択すると、今回のランニングの目標を設定できます。
「カロリー」「時間」「距離」。
自分の好みの目標を設定しますが、私もはじめてなのでよくわからないまま、とりあえずカロリーを500カロリーに設定してみました。
(この画面で右にスワイプすることで時間や距離の目標を設定できるということは後々知りました。。)
さて、実際に走ってみます。
ランニング中は横に画面をスワイプすることで距離や時間や心拍数などが表示できます。
私はいつもランニングウォッチで使用しているペースを表示させてみました。
ただ、このペースが何のペースを表しているのかが謎。。
そこまで走った距離に対しての平均ペースなのか、現在の走っているペースなのか、キロごとのラップ平均ペースなのか。。
これはまだまだ調べてみる必要がありそうです。
ランニングを終えての結果。Apple Watchの性能は?
一通り走ってみてまず気づいたことを挙げてみます。
走っている際のペース表示
この精度がどうも怪しいのです。SUUNTO AMBIT3に比べてもキロ10秒〜ヘタすると1分程度遅く表示されました。
これの原因はどうやら最初のワークアウトでは調整が必要のようです。
Appleのサポートページによりますと
「最初にiPhoneを携帯しながらApple Watchを装着してランニングやウォーキングをすることでGPSが利用できない状況での精度が上がるように調整が行われる」そうです。
しかし今回iPhoneを携帯して走ってるのにこの精度の悪さはなんなんだ?
調整とはいえ、今回持って走っているのにこの精度の悪さはちょっと困りました。
読んでみるとGPSが利用できない状況での精度ですし、iPhone持っていればちゃんとした表示をしてほしいものです。
走り終わったあとの「距離」
今回走った距離、およそ10.5kmに対して9.86kmという表示。
これまた大きな誤差でした。。
個人的にこの誤差はかなり大きいです。悩ましい。
他のランニングアプリとも全く表示が異なるということは単純のワークアウトアプリの問題だと思います。
実際に今後調整が進んで誤差が減ってくる可能性もあるのでまだ様子見ですが、この状態が続くならとてもランニングで使用することはできないのではないかと思います。
実際iPhoneを携帯して走っていますので、ワークアウトアプリがGPSを使用していないのではないかと思わざるを得ない誤差でした。
ちなみに走り終わったあとは概要が出ますので、画面を下までスクロールして保存するようにしましょう。
Apple Watchはランニングで使える?
正直なところ、今後の調整次第なのでまだ答えを出すには早いかもしれませんが、この精度では難しいでしょう。
普段はiPhoneを持って走りますのでしっかりGPSを利用できるようになればもっと正確になるのではないかと信じたいところです。
個人的にはApple Watchを使用したいのであれば、Run KeeperやNIKE Runningアプリを使用してしまう方が賢明かもしれません。
この二つのアプリに関してはアップルウォッチをサブ画面のように使用します。
ランのスタート、ストップ、ランニング中の距離やペースなどを画面に表示させるだけなので、本体はあくまでiPhone。
精度も今まで通りでした。
ということはやはりワークアウトアプリだけ結果違うわけですからGPSを利用していないのではないかということを疑わざるを得ません。
まだまだ謎も多いアップルウォッチですが、せっかくなのでもうちょっと研究してみようと思います。
ただし、気をつけなければならないことが一つ。
アップルウォッチは「防水」ではありません。あくまで「防滴」性能がいいと言っても防滴です。
「少しの汗なら大丈夫!」なんて思う方もいらっしゃるとは思いますが、これから夏の暑い季節。毎日汗だくの中で使用し続けると意外と寿命は短いかもしれません。
今まで数々の防滴スポーツイヤホンを浸水でダメにしてきた私としては、Apple Watchを汗をかく時期のスポーツウォッチとして利用するのは長い目で見て、できれば避けた方がいいかもしれません。
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