NIKE ZOOM FLY SP(ナイキ スームフライSP)で走ってきた
前回とりあえず足を入れた感じでレビューを書きましたが、今回は実際に走ってきました。
2回。合計40km程度、キロ4’00″くらいのペースで走ってみての感想ですが。
「走り方や骨格によって合う合わないがよりはっきりするシューズ」
というのがはっきりしました。
少なくとも私には合わなかったシューズ。
速く走ることも難しいシューズでした。
クッションがありすぎる
着地時に足首がヨレてブレます。これは結構致命的。
着地時に力が逃げてしまいます。
怪我にも注意をしなくてはいけませんね。
私も右足首を捻ったのか若干違和感があります。
プレートを実感できない
私はもともとシャンクの入っていないシューズで走ったりすることもあるのでそこまでシューズの反発を利用した走り方をしていません。
よって実感できないのもありますが、うまくプレートの反発を使いこなせていないのかもしれません。
となると感覚としてはただの分厚いクッションシューズの感覚です。
私の実力ではキロ4’00”くらいのペースまでは持っていけますが、決して楽ではないです。それなりに頑張って持っている感じ。
逆にキロ3’45″程度まで上げていくこともできましたが、結構ツラかったです。
これはきっと私の走り方もあるでしょう。
筋力で持って行こうとするとシューズのクッションで力が逃げてしまっている感じ。よってペースアップも厳しくなるのではないかと思います。
逆に筋力ではなく脚のバネで走っている人には合うのかもしれません。外国人選手のようにバネのある選手ならクッションがあってもペースを上げていけるのでしょう。
その後に履いたHANZO Rとアディゼロ匠戦ブーストでは楽にペースを上げていけたので、実際に自分には合っていなかったことを実感しました。
この後にレース仕様のヴェイパーフライ4%も発売される予定ですが、私はスルー決定です。
私の走り方ではとても速く走れる気がしないこと。
「耐久性がレース2レース分程度」とのお話もありますので、おそらく中のカーボンのプレートが劣化してしまうか割れてしまうんだと思います。
これではレースで使った後に練習シューズにするにしてもかなり厳しい。
まぁ、発売されてみないとなんとも言えませんが。
レースで履くときは慎重に
欲しい方もたくさんいらっしゃるシューズですし、レースで履く方も増えるシューズだと思いますが、レース前に自分に合うかどうかを確かめてからレースで使うことをお勧めします。
ヘタをするとレースで怪我をしてしまいます。
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