アディゼロ匠戦ブーストをしばらく使ってみて

2015/12/29

2015年もそろそろ終了が近づいてまいりました。

私自身、2015年にランニングをする上で一番大きかった変革は何かと言うと「アディダスをよく履くようになったこと」です。
最近ではもっぱらレースではアディダスのレーシングシューズ「アディゼロタクミ　セン　ブースト」を使うようになりました。
なんなら練習でも履く勢いです。

アディゼロ匠戦ブーストを実際に履いてみて

そんなアディゼロタクミセンブーストですが、最初はブーストをそこまで感じない硬めの履き心地だと思っていましたが、実際に履いて走ってみて距離を重ねてみると絶妙にブーストが効いていることをようやく感じることができるようになってきました。

そのくらい大げさにはブーストも効いていないということでしょうね。あくまで自分自身の脚力のサポートになってくれる程度ということでしょう。

特に着地よりも蹴り出しで押し出してくれる感覚はあります。

「走っている時に楽さを感じることはありませんが、実際に走ると速いタイムが出ている」

という印象。

自然な履き心地、走り心地なのにブーストも効果的に効いてるというのは素晴らしいチューニングだと思います。
この靴はメーカーサイドは「サブ3用」みたいな謳い文句ですが、個人的にはサブ4くらいの人が履いても十分行けるんじゃないかと思います。
サブ4くらいの人でも練習で履けば

ダイレクトな履き心地で足も鍛えられる上に、ブーストで足の優しさもある。

これ以上ないトレーニングシューズのような気もします。

ただし、見てわかるように前足部分のミッドソールにしかブースト素材は使われていませんので踵から着地する人には向かないと思います。

アディゼロタクミセンブーストの耐久性は？どれくらい履けるの？

私がアディゼロタクミセンブーストを履くのは基本的に「レース」と「スピード練習」です。

簡単に言うと「靴への負荷が大きな日」。

負荷が大きな日に限って履いているのですから必然的に寿命も短くなります。そりゃそうです。

現在私のアディゼロタクミセンブーストでの距離がおよそ250km。

その段階でのソールはこんな感じです。

もうそろそろダメですね。
私は前足〜中央の外側で着地しますが、その部分のスパイク部分がなくなりアウトソールがなくなりミッドソールに影響しています。

履けなくもないですが、足には良くないでしょう。

早めに靴の交換をする理由は三つ

靴の本来の性能が発揮できなくなる

自分の走る癖がよりひどくなる

体のバランスが悪くなる

ジョグに使用するのであればもっと寿命は延びると思いますが、大きめの負荷をかける日にだけ履いておよそ250kmで靴の寿命は終了というところではないでしょうか。

これが長いと取るか、短いと取るかは人それぞれだと思いますが、個人的にはレースシューズでここまで走れたのなら十分な気もします。

実際靴は消耗品です。早めの交換で怪我のないランニング生活を心がけたいですね。

アディゼロ匠戦ブーストはあり？

本当にいい靴だと思います。

これに関しては足の形も走り方も人それぞれですから全員にオススメできるものでもありませんが、基本性能は相当高い。

アシックスのターサージールなども履いてみましたが、私にはアッパーが硬すぎました。

私はかなり特徴的な足の形をしているので、ある程度アッパーの作りが柔軟である方が足にフィットしてくれます。

その点ではアシックスやミズノは日本人の足に合っているラストを使用していると思いますが、私にはちょっとアッパーが硬すぎました。窮屈だったんです。足の形に合っている人には抜群だと思います。そして、それは多くの日本人に合うということでもあるでしょう。私もアシックスやミズノで合う靴があれば履いてみたいと今も思っています。

その点アディゼロタクミセンブーストのメッシュは柔軟でよくフィットしてくれたので、それだけでも私には十分選ぶ理由になりました。

基本性能の非常に高いアディゼロタクミセンブースト。サブ4を目指すくらいの方以上のランナーさんには是非お勧めします。

ちなみに