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改めてマラソン大会でのレースシューズを考えてみる

   

あくまでも私個人の考え方なので、これが正解ということではありません。
また人によって合う合わないがありますので、参考程度にしてください。

そもそもレースで履くシューズを考えた時に、
「マラソン大会、レースでどんな結果を出したいのか」ということが重要になると思います。

・少しでも速く走って記録を更新したいのか
・記録を狙う大会に向けての予行演習なの
・ゆっくり完走を目指してジョグするのか。

それだけでレース当日に履くシューズの選び方は変わってきます。

少しでも早い記録を更新したい大会で履くシューズは

今回は記録を狙う大会で履くシューズについて考えます。
私は基本的にレースで記録を狙う際はソールの薄いシューズで走ることを勧めています。
理由は簡単で

「ロスが少なく体力的にも楽だから」

この一言に尽きます。
「4時間以上で走る方にはクッションのあるシューズで足の保護をしてあげましょう」
なんて言葉は当たり前のように聞くようになりましたが、私はそこにはちょっと疑問を持っています。

クッションがある = 力が逃げる

極端な言い方ですが、硬い地面の上を走るのと薄い空気マットの上を走るようなものです。
もちろん薄い空気マットの上を走った方が足には優しいでしょう。衝撃もないはずです。
しかし硬い地面の上と同じスピードで走れるかというと踏み込んで蹴っても空気の部分に吸収され地面と同じスピードでは走れないでしょう。
各メーカー、ミッドソールの開発には一番力を入れている部分でもあるので、踏み込みを力に変える素材を使えばある程度はフォローできると思います。

しかし逃げた力が帰ってくるわけではないので、薄くダイレクトに地面に力を伝えるよりもより力が必要になります。
結果、速く走る人よりも多くの体力を使ってフルマラソンを走らなければいけない。なんとなく本末転倒な気がします。
もっと少ない力で一歩を踏み出せるのに、わざわざ大きな力を使って走っているのはあまりにももったいない。

 

そしてもう一つ。
私はむしろこっちの方が問題ではないかと思う、薄いシューズを勧める理由の一つ。

「脚がブレる、脚がヨレる」

これによって余計な体力を持っていかれる上に怪我の原因にもなります。
クッションがあるということは着地が優しい。

優しいということは逆にいうと不安定なのです。

衝撃はもちろん少ないですが、ダイレクトにしっかり足をつくよりは優しい分、脚を安定させるために力を使わないといけません。これは無意識に行なっているので普通に走っているように思いますが、じつは結構な力を使います。

私もたまにクッションのありすぎるシューズを履くと足首がブレてうまく踏み込めません。場合によっては着地時に足首だけでなく膝までヨレを感じます。
これで膝を痛めてしまったこともあります。

 

勢いが出つつある厚底ランニングシューズ

最近 NIKEが発売した厚底シューズが大人気ですね。
ランニングシューズ革命ではないかというくらいに久々の大ヒットではないでしょうか。ここ最近ではアディダスのtakumiシリーズ以来のヒットではないかと思っています。シューズの考え方はほぼ逆ですが。

実際にNIKEの厚底シューズを履いてみて思ったのですが「やはり体力を使うな」と。そして「かなり着地でヨレるな」と思いました。
これでフルマラソンを速く走ることができるのは、逆にしっかりトレーニングしているかなりのアスリートでないと難しいのではないかと思いました。
足首のブレに勝てる、抑え込める筋力を持った人でないとより体力を消耗してしまう。

実際にレースで履いている人もかなり見ましたが、かなりの方が途中で脚が止まってしまっていました。
レースで脚が止まる原因は色々とありますから一概には言えませんが、比率も高いように感じました。

やはり記録を狙いたいレースでは、ある程度ダイレクトに力をかけられるあまりソールの分厚くないシューズを選んでみてはいかがでしょうか。
メーカーやお店の推奨タイムに惑わされずに選んでみてください。きっと結果が変わってくるはずです。

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