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アシックス ソーティマジックRP4の実力

      2018/12/18

アシックスソーティマジックこそ多くの人に体感してもらいたい履き心地!

 

長らくシューズ難民だった私ですが、ようやく今年の夏をともに過ごすシューズを見つけました。
しっかり走りこまないといけない夏ですが、今年はいつも以上に暑い。
もはや異常気象ですから、走るにもよほど気をつけないといけませんね。

ということで今年履くことを決めたシューズは
asics sortiemagic RP4!(アシックス ソーティマジックRP4)

最近の厚底ブームに押されてソールの薄いシューズはすっかり悪のような雰囲気も一部では感じますが、
あえて言いましょう
「薄底シューズ最高!」

ということで早速履いて走ってきましたので、私なりの感想を。

これ以上ないダイレクトな接地感

見ての通りとてもミッドソールが薄くなっています
ソールもこんな感じ

前足部分と踵部分の高低差もほとんどありません。
むしろほとんど踵で接地することを想定していないようなアウトソールの雰囲気ですね。
当然ですが、ミッドソールがこれだけの厚みしかないので、初めて走ったときの着地した瞬間の衝撃はあります。
今まではシューズのクッションによって気にしなかった衝撃が脚にきます。
フォアフットの私の場合は主にふくらはぎと前腿にきました。
自分ではそれなりに走れると思っていましたが、それでも感じたこの衝撃は新鮮でした。
走り出してしばらくするとすぐに慣れましたが。

これがなんとも気持ちいい。

脚も含め人間の体全体には衝撃を和らげるサスペンションのような構造があります。
ソーティマジックで走ってあげることで人間の体が持つ本来の力を呼び覚ますことでしょう。

しかし、このダイレクト感が脚に疲れをためないとも感じました。
今朝は15kmほどしか走っていませんが、明らかにクッション性のあるシューズよりも体の疲れ方が違います。
クッションがあるシューズは最初走っていて楽に感じますが、後半どうしても脚に重さが襲ってきます。
これはおそらくクッションがあるがゆえの脚のブレを筋肉が制御しているからだと私は考えています。
このブレがないだけでこれだけ脚が保つのかと自分でも改めて驚きました。

ダイレクトがゆえの蹴り出しの速さ

クッションのあるシューズは地面からの衝撃とともに自分で蹴ろうとする力もソールのクッションがある程度は干渉しますから蹴り出しに関してもダイレクト感は鈍りますし弱くなります。
ソーティマジックRPは薄いソールでダイレクトな接地感であることから、当然蹴り出しもダイレクトに蹴っていけます。
蹴り込んだ瞬間のほんの少しのタイムラグがほとんどない。これが楽に速く走ることのできる理由の一つだと思います。
すごく気持ち良く自然に脚が回ります。

 

踵と履き口の抜群のホールド感

私が信頼する三村仁司さんに言われた一言があります
「シューズは踵のホールドと履き口のホールドがしっかりしていれば足は靴の中でブレない。むしろできるだけ足を楽にしてあげたほうが疲れないし速く走れる」
実際に体感して私もそう思うようになりました。
シューズを選ぶ基準も今はそこにあります。

ソーティマジックRPを選ぶ際、アディダスのSUB2やナイキのズームスピードレーサーなども履きましたが、踵と履き口のホールド感が一番私に合っていたのはソーティマジックでした。

実際走ってもある程度前足の部分は自由に動きますから足が楽です。でも全然シューズ内で足が動かない。踵がしっかりついてくる。これほど楽でシューズを意識しなくてもいいことはありません。

ここに関しては足の形が人それぞれですので、合わない人にはあまりオススメできないシューズになります。
むしろそこを基準に自分に合うシューズを選ぶ方が良いと思います。

 

ソーティマジックRP4で実際に走ってみる

私の実力で、この暑い時期で15kmのジョグをキロ4分15秒くらいのペースで維持できました。
普段は暑くて4分30秒くらいに落ち込むのですが、自然と足が前に出ました。
この辺は初めて履いたシューズのテンションの上がり方で持っていけた部分もあるとは思いますが、
脚の運びが楽に感じます。

何よりも驚いたのは後半の疲労感が少ない。これだけ暑いと後半結構へばるのですが、脚が動く上に逆にペースを上げる余裕もありました。
ラスト2kmは軽く追い込んで3分30秒〜40秒くらいで走っていけました。私にとってこの時期にしては上出来すぎるペースです。

 

普段のトレーニングで履くのもアリなシューズ

まだ未知数ではありますが、レースシューズですので耐久性もそこまで期待できないことから普段のランで履くのは勿体無いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、このシューズを普段のランで履くことで脚は確実に強くなります。脚も鍛えてくれるシューズだと思います。

こういうシューズが本当のトレーニングシューズの目的だと思うのですが、基本的には「練習はクッションの多いやさしいシューズ」という風潮ですよね。
走る筋力は走ることでしか鍛えられないと思います。だから本来ならレースシューズとトレーニングシューズは同じでいいと思うのですが、なかなかそうもいかない部分もあると思うので、極力レースシューズに近いシューズで普段から走りこむことを私はオススメします。

 

初代アディダス匠戦を思い出す履き心地

最近はランニングシューズの価格がどんどんインフレしてます。
私が走り始めた頃は高価格帯だったアシックスのソーティシリーズは相対的に見て今や安い部類。不思議なものです。

しかし、この履き心地をこの価格で手に入れられるならずっとリピートできそうなくらい私にはフィットしました。

ソーティマジックRP4に最初に足を入れたとき何かに似てるな?と感じたんですが、そのときは思い出せませんでした。
走っていて気付いたこの硬くて速いダイレクトな履き心地は、今も名作と名高い「初代アディダス匠戦」です。
今も初代アディダス匠戦が忘れられず、代わりの製品が見つけられない方は一度試してみるのもいいかもしれません。

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